※このブログは、2025年9月に上海ディズニーランドへ旅行した際の体験記です。
いきなりですが——
上海虹橋国際空港からトイストーリーホテルに向かう途中、タクシーにぼったくられました。
支払ったのはまさかの300元(1元=21円で、約6,300円)。
後から知ったんですが、相場は120〜150元のようです。
倍以上の請求。
旅のワクワクはどこへやら、初日から心がジェットコースター。
でもこの経験、ただ悔しがって終わるのはもったいない。
ということで、どうせならこれから上海へ行く人が同じ思いをしないように、私が身をもって学んだ“教訓”をここに供養させてください。
上海到着早々、洗礼を受けた話
空港タクシー乗り場。案内されたのは、まさかの“赤タク”
上海虹橋空港へ着陸後、手続きを終えるとターミナルではタクシーの勧誘をしているらしく、その声掛けに応じるとぼったくられるという話は聞いていました。
だから今回私は、空港の公式タクシー乗り場へ向かいました。
しかし、案内スタッフに「このタクシーに乗って」と指で示され、案内されたのはまさかの赤いタクシー。
事前にネットで「赤色タクシーは中小タクシーだから、危ない」とあったので、この時点で嫌な予感。
ドライバーはTシャツ姿。制服なし。
「やはり、まずかったか…?」と感じながらも、
でも荷物をトランクに入れてもらったし、「まあ大丈夫でしょ」と思ってしまったのが運の尽きでした。
行き先はトイストーリーホテル。
中国語でホテル名を書いた紙を見せながら指差しで伝えると、運転手は何やらスマホを見ながらうなずいてくれ、空港を出発しました。
ここまでは順調そうに思えたのですが…。
会話はGoogle翻訳頼み。伝わるのは「ディズニー?」だけ
出発してすぐ、ドライバーに話しかけられます。
スマホで中国語→英語に翻訳してくれるのですが、そもそもその英語が分からない。
辛うじて「ディズニー?」だけは聞き取れました。
「そう!トイストーリーホテル!」
Google翻訳で伝えると、「OK!」のような反応。
……たぶん。
途中で「何日泊まる?」「明日ディズニー行く?」と質問ラッシュ。
なんとか3個答えた頃、急に核心の質問がきます。
「How to pay?」
え、もう支払いの話する?
目的地に到着してないのに、300元を提示される
「Alipay」と答えると、運転手は即答でこう言います。
「300元、OK?」
……え、今なんて?
相場の倍以上やん。
でも既に、高速道路をかなりのスピードで爆走中。
“降ります”なんて言えない。
結局、「OK」と言ってしまった自分を、後で全力で責めました。
運転手のQRコードをスキャンすると、入力画面に「¥300」と入れて送金。
(※日本円で入力しても、自動で元に換算される仕様らしい)
つまり、きっちり300元のお支払い完了。
人生で最も高い「空港→ホテル間タクシー」でした。
揺れる!鳴る!追い抜く!アトラクション顔負けの運転の荒さ
せめて快適なドライブなら…と思いましたが、それも無理でした。
車線のスキマを見つけては猛スピードで追い抜く。
そして抜いた後は急ブレーキ。
そのたびに私の胃は上下に揺れ、横を見ると一緒に乗っていた母&妹は無言で青ざめていました。
「上海最初のアトラクションはタクシーだった」
これは間違いありません。
ホテル到着後、自室で30分ほど横にならないとやってられないくらい、三半規管にくるアトラクションでした。
ホテルゲートへ到着するも、最後まで混乱
ホテルの入口に着くと、警備員がいて運転手と何やら会話。
私には、何が起きてるかさっぱり分かりません。
運転手に「さっきの紙、見せて」と言われ、ホテル名を書いた指差しシートを渡しました。
ただのメモ書きで、宿泊日程など個人的なことは一切書いていないのですが、なぜかそれで通過OK。
ここは何を提示するのが正解だったのか、結局よく分かりませんでした。
英語が通じた瞬間、涙が出そうに
エントランス前に到着し、ホテルのスタッフがドアを開けてくれた瞬間、今までの不安が嘘のように消滅。
「チェックイン?」と英語で確認してくれたその声に、心底ほっとしました。
英語が通じるって、こんなにありがたいんだ…!
スーツケースを運んでくれるスタッフの笑顔に癒されながら、
私は静かに誓いました。
「次は、DiDi(配車アプリ)で行こう…」
まとめ:空港からホテルまでの“ぼったくり回避法”
最後に、これから上海へ行く方へ。
今回得たこの教訓を、ぜひ頭の片隅でもいいので置いていただけると幸いです。
ぼったくられた300元は痛かったですが、
このブログで少しでも誰かの役に立つなら、
「いい授業料だった」と思うことにします。


コメント